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第32回IFSCCロンドン大会(2022年9月19日~22日 ロンドン)で研究成果を2題発表しました。

2022.10.07

①The innovative approach to develop cosmetics for sensitive skin: the relation between preservatives and inflammatory cytokines

Yuko Ito, Tsuyoshi Shoda, Hayato Yamaoka, Takahito Nakai, Hideki Nishiura

Poster ID: 228 

 

スキンリサーチセンターでは、本当に肌に優しい化粧品とは何かを追求するため、化粧品に使用される防腐剤とその助剤(防腐剤フリー化粧品に汎用される成分)の研究を行っています。IFSCC2020横浜大会では、フェノキシエタノールなどの日本で汎用される防腐剤とその助剤が、炎症を引き起こす原因となる「炎症関連因子」を増加させることを報告しました。今回、IFSCC2022ロンドン大会では、その続編として、評価する防腐剤とその助剤の評価対象の幅を世界へと広げ、炎症関連因子を増加させる可能性の高い防腐剤とその助剤を新たに見出すと共に、表皮の形態への影響を明らかにし、それらの結果を発表しました。これらの研究成果から、炎症を引き起こすリスクの低い防腐剤とその助剤の組み合わせにより、誰もが安心してご使用いただける化粧品の提供が可能となります。

 

②Stratum corneum symmetry breaking : the polarity for permeability

Tsuyoshi Ikeda, Ko Ohira, Takahito Nakai, Hideki Nishiura

Poster ID:230 

 

スキンリサーチセンターでは角層の透過性に関する機能解明について研究を進めてきました。その結果、角層は深さ依存的な透過特性を有すること、および一部の角層構成成分が外層側と内層側で不均一に局在していることを確認し、角層の内外透過性(角層外層側からと内層側からの透過性)に違いがあることを初めて明らかにしました。この発見はバリア機能強化と経皮吸収性向上の両立のためのブレークスルーとなり、化粧品開発の新たな技術となることが期待できます。

 

32th IFSCC Congress London 2022 についてはこちら

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